VDOTとは
VDOTとは、「現在の走力を基準として作成したレース/トレーニングペースの参考値」です。
このVDOTという言葉は、中長距離のコーチであるジャック・ダニエルズ氏が提唱したものであり、多くのランナーがこの指標をもとにトレーニングを行っております。
今回は、このVDOTを簡単に計算することができるツールと、ツールの活用方法を紹介していきます。
VDOT計算ツール活用3手順
今回紹介するVDOT計算ツールはこちらとなります。
Jack Daniels’ VDOT Running Calculator
ただ、表記はすべて英語であり初めての人が使うには少しわかりづらいところもあるかなと感じたので、スクリーンショットを使用した説明を交えながらこのツールの活用方法について説明していきたいと思います。
現状の走力を入力する

まず最初に現在の走力を入力しましょう。
手順はたったの3つ!
- 種目を選択する
- 現状のタイムを入力する
- Calculateをクリックする
ここで入力するタイムは目標タイムではなく直近のレースタイムであることに注意してください。
そして上記手順が完了すると…

画面右上にあなたのVDOTが表示されます!
私のマラソンタイム(サブ4)を基準に計算してみたところ、VDOTは39.3となりました。
ちなみに、走力が高いほどVDOTの値は高くなります。
レースの予想タイムを確認する

続いて、算出されたVDOTをもとにレースの予想タイムを確認していきましょう。
先ほどの画面にある「Equivalent」というタブをクリックします。

すると、上記のようにレースの予想タイム一覧が表示されます!
勿論、予想タイムなので実際の記録とは異なる部分もありますが、逆に異なる部分を参考に練習の方針を決めることができます。
例えば私の場合、10㎞のタイムは45分30秒でしたがVDOTの予想タイムだと50分49秒になっています。これは私がスピード型のランナーでありほかのランナーと比較してスピードがある分、スタミナがないということを示しています。
ですので、今後フルマラソンの記録更新を狙う場合にはスタミナを意識した練習をする必要がありそうということが分かります。
トレーニングペースを確認する

続いてトレーニングのペースを確認しましょう。
画面上の「Training」というタブをクリックすると…

このように各トレーニングの適正ペースが表示されます!
このEasy やThresholdといったTypeがどのような練習方法なのかは、以下の本で詳しく解説されているため、興味のある方は是非一度ご覧ください。
この各トレーニングのペースを知るだけで、無理なく効率的な練習が可能となります!
まとめ
今回は、VDOTの計算ツールの活用方法について紹介しました。
この記事が皆様のトレーニングに少しでもお役に立てば幸いです。
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